SHOCOのまいるーむ

SHOCO 化学物質過敏症(CS)と向き合いながら生活しています。 発症初期に「何がつらいのか分からなかった」経験から、 仕事・外出・人間関係など、日常の困りごとと現実的な工夫を 自分のペースで記録しています。 同じ悩みを持つ方の不安が、少しでも軽くなればうれしいです。※本記事内の商品リンクはアフィリエイトリンクを含みます。 購入はご自身の判断でお願いいたします。

香害は「お願い」ではありません ― 人事・行政に知ってほしい“配慮”としての考え方 ―

香害は「お願い」ではありません
人事・行政に知ってほしい“配慮”としての考え方

これはワガママではない

香害について相談すると、
よくこんな言葉を返されます。

  • 「個人の好みだから」

  • 「全員に配慮は難しい」

  • 「お願いレベルの話ですよね」

でも、これは本当に
“お願い”の話なのでしょうか。

人事や行政にこそ知ってほしいのは、
香害は嗜好の問題ではなく、
健康と安全に関わる“配慮事項”だということです。

 

目次

  1. なぜ「お願い」にされてしまうのか

  2. 香害は“個人の自由”の問題ではない

  3. 人事・行政の役割とは

  4. 配慮として扱われた時、何が変わるのか

  5. 当事者から伝えたい、たった一つのこと

 

1. なぜ「お願い」にされてしまうのか

香害の相談が「お願い」として処理されてしまう理由は、
多くの場合、次の誤解にあります。

  • におい=好みの問題

  • 見えない症状=深刻ではない

  • 少数派=我慢する側

しかし、これは
被害が“見えにくい”だけで、
存在しないわけではありません。

 

2. 香害は“個人の自由”の問題ではない

洗剤や柔軟剤は、
本人だけが使うものではありません。

  • 空気を通じて周囲に拡散する

  • 他人の体内に入り込む

  • 回避が極めて困難

つまり香害は、
空間を共有する人全員に影響する問題です。

これは
「他人の日用品に口出ししている」のではなく、
健康被害を防ぐための環境配慮です。

 

3. 人事・行政の役割とは

職場や公共空間では、
「誰か一人が我慢する」ことで成り立たせてはいけません。

人事・行政の役割は、

  • 当事者同士を対立させることではなく

  • 科学的・社会的な視点で整理し

  • 中立的に環境調整を行うこと

個人対個人の問題にせず、
制度・ルール・周知で対応することが必要です。

 

4. 配慮として扱われた時、何が変わるのか

香害を「お願い」ではなく
「配慮事項」として扱うと、次の変化が起きます。

  • 被害者が謝らなくて済む

  • 使用者も責められずに済む

  • 無用な対立が減る

実際、
自治体の啓発ポスターや
職場での周知が行われた場所では、
トラブルが減った例もあります。

 

5. 当事者から伝えたい、たった一つのこと

私たちは、
誰かを攻撃したいわけではありません。

  • 香りを完全に禁止したいわけでもない

  • 好きな人を否定したいわけでもない

ただ、
安心して呼吸できる環境で生きたいだけです。

それを
「お願い」として片付けず、
「配慮」として受け取ってほしい。

それが、人事・行政に一番伝えたいことです。

 

香害は、個人の好みの問題ではなく
環境と健康の問題です。

  • 我慢ではなく配慮

  • 個人責任ではなく社会対応

  • 対立ではなく調整

この視点を持つだけで、
多くの苦しみは防げます。